鍋田にある筑波大の下田臨海センターへ見学に行ってきました。
下田沖や式根島の調査の様子はfacebookで拝見していて、興味津々。今回初めて中に入れていただきました。
筑波大学下田臨海実験センター 一般公開
和田先生 春濁りのお話
春になると海藻がドーンと浜に打ち上がったり、赤潮で海面が濁ったり。春だなって、感じる浜辺の動きは実感してたこと。
海面の日照時間が増え、植物性プランクトンが増殖→海が濁る=春濁り 夏に近づくにつれて、プランクトンは海面の栄養を食べつくして、下のほうに移動するそう。
あの赤潮、下田の場合は無毒で、夜光虫(プランクトン)の死骸。だからサーフィンしてて、赤いところかぶっても大丈夫。安心して突っ込んでください。
海水に溶けるCo2のお話
大気中の二酸化炭素が増加して地球温暖化になるのはよく聞くこと。Co2が海に吸収されれば、大気中に少なくなって良かった良かったが。。。
今度は海水中のCo2が増えてしまうと問題だそうで。貝とかサンゴとかが死んでしまう。炭酸カルシウムが溶けてしまうから。
↓左が普通の貝殻。右がCo2多いところの貝殻。
右のはつるつるしてて、身を隠すのに役立つ藻や小さな貝が付着できず、海中で見つけやすくなってしまう。(真ん中の白いのは右の貝を3Dプリンタで復元したもの)
式根島では、地形的にCo2が海底から湧き上がっているところがあって、そこで未来のCo2の増えてしまった海の中の状態を見ることができるそう。
新島にサーフィンしに行った研究者が、「式根島に泡が沸いてるところがある。」って話を地元の方から聞いて調査が始まったとか。
おぉサーフィンするといろいろ繋がって、素晴らしいと感動。遊ぶの大事。いろんなとこ行くのも大事。
ガンガゼ
この針、返しがついてて、刺さって引っこ抜いても抜けず、もろくてバラバラになってしまうから、病院で切ってもらわないとだめだって。怖い怖い。
カブトクラゲ
ライトに当たると8本の毛がキラキラ光って見えて綺麗。(自分で発光はしてない) センターで繊毛の研究してるため水槽にくるくる。(これも水流で)
人間の体の中にも外にも毛はあって、ほんと毛は大事だそうです。
パンフレットとトートバックをいただきました。海の生き物がプリントされてるデザイン。大事に使わせてもらいます。ありがとうございました。
下田・南伊豆は、この筑波大学下田臨海センターも、白浜の静岡県水産技術研究所も、国立研究所もあって、海の研究の最先端。益々研究が進んで、学術的により豊かな場所になるといいな。
La Jollaみたいに そうすれば研究者もサーファーも集まるぞ。